日本から最も遠い国のひとつ・南米アルゼンチンは自然の宝庫!一生に一度は訪れるべき絶景が盛り沢山です。
駐在でアルゼンチンにやってきて各地を旅行した筆者が、絶対に訪れて欲しいおすすめの観光スポットをランキング形式にまとめました。
アルゼンチン基本情報
首都 | ブエノスアイレス |
公用語 | スペイン語 |
面積 | 278万㎢ ※世界第8位 |
人口 | 4,494万人 |
民族構成 | スペイン系、イタリア系の白人が97% |
日本からの主な行き方 | アメリカorヨーロッパ経由で24~48時間所要 |
1位 パタゴニア-燃えるフィッツロイ-

堂々のおすすめ1位はパタゴニアにある”燃えるフィッツロイ”!
この独特なフォルムのフィッツロイ山は、有名アウトドアブランド・Patagoniaのロゴのモデルにもなっています。
フィッツロイ山の周辺はトレッキングルートが整備されており、レベルも所要時間も様々です。登山口からフィッツロイ山の麓までを往復するトレッキングルートは、登山未経験者でも挑戦可能で、10時間ほどで往復できると言われています。
(ちなみに筆者は50代の母とともに登り、13時間かかりました)
その他、キャンプ場もいくつか整備されており、テント泊をしながら数日かけてキャンプトレッキングも楽しめます。登山口の近くにはたくさんのレンタル店があり、装備を持っていない方も一式揃えることができます。
なお、フィッツロイ山が燃えるような赤に染まるのは、日が昇る瞬間のほんの数分間だけ。日の出に間に合うよう逆算して真夜中から歩き始めるか、あるいはビューポイントから徒歩1時間程度のキャンプ場にテント泊をする必要があります。
それは過酷すぎる…という方は、朝日に拘らず、日中のフィッツロイを見にのんびりトレッキングを楽しんでいただくのも良いかと思います。

2位 世界最大のペンギンのコロニー-プンタ・トンボ-

第2位は世界最大のマゼランペンギンのコロニーとして知られる、プンタ・トンボ。
多い時で100万羽のペンギンが、草の上で走り回ったり、海で水浴びをしたりする姿を見ることができます。
また、プンタトンボの近くには世界遺産・バルデス半島があり、こちらではクジラ・シャチ・ゾウアザラシ・オタリアなど様々な海獣を見ることができ、セットで行くのがおすすめです。

3位 南米のグランドキャニオン-カファジャテ渓谷-

第3位は一面真っ赤な大地が広がるカファジャテ渓谷。
広大な範囲に、アメリカのグランドサークルさながらの大地が広がっています。
レンタカーを借りて気ままにドライブするもよし、現地ツアーに参加するもよしです。
現地ツアーの場合、サルタ市街発着の日帰りツアーを利用するのが便利です。筆者は2,000円でランチ付きの格安ツアーに参加しました。滞在ホテルのフロントで前日までに予約することができます。
朝から夜までの終日コースとなっており、カファジャテ渓谷の見所を順番に回り、その後ワイナリーを数カ所巡るのが定番です。
カファジャテはブドウの名産地でもあり、ワイナリー巡りも有名です。筆者もここのワイナリーでトロンテスという品種の白ワインを試飲し、あまりの美味しさにその場でボトルを購入して帰りました。

4位 世界三大瀑布-イグアスの滝-

ナイアガラ、ビクトリアと並ぶ世界三大瀑布のひとつ、イグアスの滝!
かつてルーズベルト元米国大統領夫人がイグアスの滝を見て
“かわいそうな私のナイアガラ”
と呟いたと言われるほど、圧倒的なスケールを誇ります。
イグアス国立公園はブラジルとアルゼンチンの国境にまたがっており、それぞれ見られる景色が異なるため、二日かけて両サイドからの景色を堪能することをお勧めします。
※公園内で自由に両国を行き来することはできず、一旦公園を出て出国・入国をする必要がありますので1日で両サイドを見ることは困難です。
ジャングルの中に作られた遊歩道を歩きながら、たくさんの滝を眺めるだけでも十分楽しいですが、ぜひ小舟で滝壺に突っ込むアクティビティにも参加してみてください!
5位 南米のスイス-バリローチェ-

南米のスイスと称される、バリローチェ。
正式名はサン・カルロス・デ・バリローチェで、パタゴニアの北部に位置します。19世紀終わりにスイス人がこの地に入植し、木造の街並みを建設しました。
レンタサイクルで湖畔をサイクリングをしたり、丘に登って写真のような景色を写真に収めたり、のんびりと自然を満喫できる、アルゼンチン有数のリゾート地です。夏はトレッキング、冬はスキーが楽しめます。
また、バリローチェには国内有名チョコレート店の本店が数多くあります。どの店も量り売りに対応していますので、食べ歩きするのもおすすめです♪

6位 アンデス山脈を駆け抜ける-雲の列車-

アルゼンチン北部のサルタ州を走る観光列車、その名も”雲の列車”
かつてアルゼンチンとチリ間を結ぶ鉱山用物資運搬列車として使用されていましたが、現在はその役目を終え、観光列車として世界中の観光客を魅了しています。
列車の乗車時間は約2時間程度で、アンデス山脈の素晴らしい景色を眺めながら食堂車で軽食を楽しんだり、ガイドの説明を聞いたりしながら思い思いの時間を過ごします。
列車は最高で4,220メートルにも達し、高山病には要注意です。(筆者は軽い頭痛に悩まされました。)

7位 青と白のコントラスト-サリーナス・グランデス-

ウユニ塩湖とはまた違った魅力を持つサリーナス・グランデス塩湖。
標高3,450メートルに位置する面積212㎢の巨大な塩湖です。真っ白な塩湖の上は自由に歩くことができます。
塩田には筋状に雨水が溜まり、青と白のコントラストが絶景です。

8位 先住民の手形に想いを馳せる-クエバ・デ・ラス・マノス-

クエバ・デ・ラス・マノス(=手の洞窟)にはその名の通り、たくさんの手形が残されています(なぜか全て左手)。
先住民族によって、最も古いもので9,000年ほど前に描かれたもので、洞窟の壁に手をつき、その周りに塗料を吹き付けることで、手型を浮き上がらせているとのこと。
1999年には世界文化遺産に登録されています。
かなり交通の便が悪く、まだ筆者も行けていません…。行った際には詳細をレポートしたいと思います。
9位 世界第3位の大氷河-ペリトモレノ氷河-

南極、グリーンランドに次いで世界第3位の氷河面積を誇るペリトモレノ氷河。
他の氷河に比べて気温が高いため氷の融解が早く、数分に一度、地響きのような轟音を立てながら崩落する様を見ることができます。
氷河の目の前の展望台から眺めるだけでも迫力がありますが、氷河の上を歩くトレッキングツアーや、氷河の近くまで船で近くツアーなどもあります。
1981年に世界自然遺産に登録されました。

10位 最果ての地-ウシュアイア-

Fin del Mundo(=世界の終わり)と呼ばれるウシュアイアは、世界最南端の都市。この先にあるのは南極のみ。
かつて監獄があり、多くの囚人が収監されていた過去を持つこの地ですが、今は南極ツアーの出発地であることから、南極へ向かう多くの旅人で賑わいます。
大西洋と太平洋を繋ぐ水路として重要な役割を果たしたビーグル水道クルーズや、世界の最南の地を走る列車「世界の果て号」、世界最南端のスキー場などがあります。
ちなみにウシュアイアで一番のおすすめは、蟹です。蟹を食べるためだけにウシュアイアへ赴く際アルゼンチン日本人駐在員をたくさん目撃してきました…が、本当に美味しいです。

11位 ワイナリーめぐり-メンドーサ-

世界有数のワイン生産国であるアルゼンチンの、ワイン産業を支えるメンドーサ。
マルベックをはじめとしたブドウ畑や、ワイナリーがたくさんあります。アンデス山脈を眺めながら、美味しいワインと美食に酔いしれてみませんか。
市街から自転車で回れるワイナリーもありますが、少し遠いものはツアーに参加したり車をチャーターする必要があります。

さいごに
いかがでしたか?
日本にいるとあまり情報が入ってこないアルゼンチンですが、実はとてもたくさんの絶景があります!
ぜひ訪れてみてくださいね(^^)
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