バリローチェはアルゼンチンでは有名なリゾート地ですが、まだまだ日本語での情報が少なく、「実際のところ行って何をすれば良いの?」「地球の歩き方を見てもよくわからない…。」という方も多いのではないでしょうか。(筆者もその一人でした。)
本記事では、バリローチェで見るべき景色を詰め込んだ黄金ルート、その名も「Circuito Chico(シルキート・チコ)」をご紹介させていただきます!
▼こちらの記事では、バリローチェ市内観光の情報をお届けしています。あわせてお楽しみください。
バリローチェに行ったら、絶対にCircuito Chicoを回ろう!
まず、バリローチェに行ったら、絶対にCircuito Chicoを回りましょう。
この黄金ルートを回ることで、バリローチェの魅力を網羅することができます。
Circuito Chicoとは、以下の地図の①周辺を起点とし、Ruta77を一周するルートです。
トータル60キロメートルに及ぶ風光明媚な道で、きちんと舗装されていますので、車で訪れるほか、自転車で回る人も多いです。
筆者はバリローチェ市内の滞在先ホテルで車を借りて、一日ドライブを楽しみました。

バリローチェは交通量もそこまで多くなく、またドライバーのマナーも比較的良いので、レンタカーを借りることも可能だと思います。免許証がない方や、マニュアル車の運転に自信のない方は、タクシーを1日ハイヤーされることもあると聞いています。
①湖と山の絶景・Cerro Campanario

市内を出発して、まず最初の目的地はCerro Campanario(セロ・カンパナリオ)です。
最初の目的地でありながらバリローチェ最大の見どころともいえるこの丘からは、ザ・バリローチェの景色を堪能することができます。
バリローチェにはたくさんの丘があり、それぞれ違った景色を見ることができますが、筆者は個人的に、このカンパナリオの丘から見える景色が一番好きでした。
頂上までは登山道があるので歩いて登ることも可能ですが、筆者は往復ともにリフトを利用しました。
リフト乗り場には駐車場も完備されています。
②アルゼンチン屈指の高級ホテルでお食事・Llao Llao Hotel

次に向かうのは、アルゼンチン屈指の高級リゾートホテルである、Llao Llao Hotel(ジャオジャオホテル・リャオリャオホテル)です。
アルゼンチンにいることを忘れてしまいそうな高級感漂うレストランやティールームは、宿泊客以外も利用することができますので、ぜひCircuito Chicoの道中、カフェやブランチ、ランチなどで利用してみてください。とてもラグジュアリーな時間を過ごすことができます。
筆者はブランチにティールームのみ利用しようと思っていましたが、11時45分ごろに到着したところ、あと15分でランチビュッフェが始まると言われ、ランチビュッフェに切り替えました。
食事はどれも本当に美味しく、そして窓の外にはイメージしていたパタゴニアの景色そのものが広がっています。
ホテルビュッフェながら、一人3,000円ほどと決して高くないお値段設定もありがたいです。
なお、レストランとティールームは、予約することをお勧めいたします。
筆者は平日の比較的早い時間(アルゼンチン人はランチの時間が遅く、大体13時以降に食べ始めます。)に到着したので予約なしで利用できましたが、満席の場合はホテルの敷地に入ることもできないようでした。
③1時間のトレッキングの先にある絶景・Cerro Llao Llao

お腹を満たしたら、ジャオジャオホテルのすぐ近くにある、Cerro Llao Llao(セロ・ジャオジャオ)を登ります。
こちらの丘はリフトやゴンドラがないので、頂上に行くにはトレッキングをするしかありません。
運動不足の筆者のノロノロ歩きで、往路約1時間、復路約3,40分を要しました。
頂上からの景色が美しいのに加え、自分の足で登ったという達成感も相まって、感動もひとしおです。
山登りがお嫌いでなければぜひチャレンジしてみてください。
④パタゴニアビールが経営する湖畔レストラン・Cerveza Patagonia

アルゼンチンの全国で親しまれている「パタゴニアビール」が経営するレストランが、Circuito Chico沿いにあります。
今回筆者はレストランを利用していないのですが、料理がおいしく景色が良いととても評判ですので、次回バリローチェを訪れた際はぜひここで食事を取りたいと思っています。
また、レストランの他に、上記写真のように自然の中で軽く一杯ビールを楽しめるエリアもありますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
なお、レストランは予約でいっぱいのようでしたので、ご注意ください。
⑤絶景展望台・Punto Panorámico

Circuito Chicoにはたくさんの展望台・ビューポイントがありますが、個人的に、このPunto Panorámico(プント・パノラミコ)からの景色に最も感動しました。
午前中からCircuito Chicoを反時計回りに回っていると、おそらくこの展望台に到着するのは夕方ごろになると思うのですが、夕陽に照らされたパタゴニアの風景は本当に美しいです。
⑥スイス人移住者によって作られた小さな集落・Colonia Suiza

最後に、スイス人移住者によって作られた小さな集落である、Colonia Suiza(コロニア・スイサ)に向かいます。
こちらのコロニアは、Circuito Chicoから外れ、非舗装の道を3キロほど進むことになります。
チーズフォンデュやチョコレートフォンデュが楽しめるレストランなどがある他、Cerveza Berlina(ベルリナビール)というクラフトビール工場や、トラウトファーム(マスの養殖場)、手作り市もあります。
小さいながら集落全体がテーマパークのようで、車を停めて少し散策するだけでも十分楽しめます。
こちらのColonia Suizaをもって、Circuito Chicoをめぐる旅は終了です。
おわりに

主だった目的地は上記で紹介した6箇所ですが、それ以外にも道沿いに沢山の展望台やビューポイントが設けられており、1日中感動の連続でした!
展望台の看板を見かけたら、ぜひ車や自転車を降りて、立ち寄ってみてください♪
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