【Final Exam合格】English Composition 1 感想とまとめ

2021年6月から開始した第5タームでEnglish Composition 1 をパスし、晴れて2021年9月よりUniversity of the Peopleへの入学が認められました。

本記事では、English Composition 1 (ENGL0101)を受講した感想と、今後受講する皆さんへのちょっとしたアドバイスをお伝えすると共に、私自身、本コースを受講すべきか、または英語力の証明書を提出してスキップすべきか相当悩んだので、それについて最終的に感じた答えを書き留めておきます。

そもそもEnglish Composition 1 とは?

English Composition 1 とは、非英語圏の学生がUoPeopleに入学する際に、英語力を証明するためにパスしなければならないコースです。

8週間にかけてアカデミックライティングについて学び、論文を読む力・エッセイを書く力を養っていきます。

▼毎週の学習内容は、unitごとにこちらのページでまとめていますので、ご参照ください。

なお、非英語圏の生徒であっても、以下の英語力を証明する資格を持っていればEnglish Composition 1 の受講が免除されます。

Downloaded from: https://www.uopeople.edu/become-student/admission/for-non-native-english-speakers/

つまり、日本人に馴染みのある、英検、TOEFL、IELTS等で基準以上のスコアを持っていたら、English Composition 1 を受けずに、そのまま大学に入学することができます。

筆者
筆者

なお、過去5年以内に取得したスコアのみ使用できます。筆者は5年半前に取得した英検準1級の証明書を提出しようとしたところ、期間を過ぎているとして受理されませんでした泣

英検って一生モノの資格なんじゃないんですか、、、、?!泣

English Composition 1 を受けたくないけど、スコアを持っていない場合の抜け道

一刻も早く大学に入学したい!2ヶ月もEnglish Composition 1 受けたくない!でも何の資格もスコアも持っていない!という人は、Duolingo English Proficiency Test というテストを受けて、95点以上(修士の方は100点以上)を取得するという抜け道(?)があります。

実際に、Duolingoのテストを受けて、English Composition 1 をスキップしたという方を何人もお見かけしました。

Duolingoが提供するテストは24時間いつでも自宅からオンラインで受験でき、また2日で結果が来るので、思い立った時にすぐに受験することができます。

また、Duolingoテストには15分で受けられる無料お試しテストがあり、それでご自身の予想スコアを知ることができます。

実際にDuolingoのお試しテストを受けてみた

早く大学に入りたかった筆者は、早速Duolingoのお試し無料テストを受けました。

予想スコアは100〜120点となり、基準点である95点を超えていました。

そこで、このまま正式なDuolingoテストを受験し、English Composition 1 を受講せずに入学することも考えたのですが、しかし最近全く英語に触れておらず、また英語で論文も書いたことのない筆者は、「入学後英語で苦労するのではないか?アカデミックライティングを学んでから入学すべきなのではないか?」という不安があり、結局、English Composition 1 を受けながら大学に慣れつつ、英語力向上を目指すことに決めました。

92.02点で無事合格!

ターム5が始り、約2ヶ月に渡る受講の末、最終的にトータル92.02点(100点満点)でEnglish Composition 1 に合格しました。

English Composition 1 をパスするためには、

①Final Examで100点中50点以上を獲得する

②Final ExamやDF、WA、LJ、Graded Quiz等の課題点を含め、トータル100点中73点を獲得する

と①と②の両方をクリアする必要があります。

筆者のFinal Examの結果は、73点でした。

English Composition 1 のFinal ExamはUoPeople独自の試験ではなく、オックスフォード大学が提供している英語能力判定試験で、自宅でPCを使って受験することになります。

試験時間は80分で、前半は文法問題(長文読解は無し)で約30問、後半はリスニング問題で約15問です。

回答者のレベルに合わせて出題を変えていく仕組みになっています。

また、出題内容はEnglish Composition 1 の授業内で学ぶこととは全く関係がなく、完全に英語の能力を測る試験です。

なので、真面目に課題をこなしていたら合格する、というわけではないです…。

English Composition 1 を受けて良かったか?

良かった点と、良くなかった点(というか期待外れだった点)があります。順に解説していきます。

良かった点① 英語に抵抗がなくなった

English Composition 1 では、30分〜1時間で読める分量の短編小説やエッセイを毎週大量に読むことが課せられます。

最初は長い英文を読むということが苦痛だったのですが、回を重ねるごとに抵抗がなくなり、スラスラと、しかも楽しみながら読めるようになっていきました。

どちらかと言えばこれは英語力がついたというよりは、英語に慣れたのだろうと思うのですが、しかし入学後、毎週何十ページもの参考書を読まなければならないことを考えると、ここで英語の長文を読む訓練ができたのは、とても良いことだと思いました。

良かった点② 英語で情報を集める力が身についた

参考文献を用いてエッセイを書く課題が多いので、英語で参考となる論文を探すことになります。

英語で情報を読み漁り自分に必要なものをピックアップするのは、最初は難しく感じられましたが、数をこなすうちに徐々に斜め読みができるようになり、短時間でより多くの情報を扱えるようになりました。

この点は、大きな成長を感じられました。

良かった点③ APAスタイルというものを初めて知った

法学部出身の筆者は卒論を書いたことがなく、参考文献の使い方さえよくわかっていなかったので、「盗作にならないよう適切に文献を参照するための手法・フォーマット(=APAスタイル)」を一から学べて、良かったと思っています。

English Composition 1 では、ほぼ毎週のように、APAスタイルがきちんと理解できているかを問う課題が与えられます。

良かった点④ エッセイの構成を学べた

English Composition 1 では、自分の選んだテーマについてエッセイを執筆します。

エッセイの全体の構成はどうするべきか、最初のパラグラフには何を書くべきか、論文の顔となる「概要」にはどの情報を盛り込むべきかといったエッセイ執筆の基本を一から指導してもらえるのも、非常に良かったです。

以上が、English Composition 1 を受講して良かった点です。

次に、良くなかった点をご紹介していきます。

良くなかった点① 入学レベルまで英語力を引き上げてくれる存在ではない

English Composition 1 を受けて、劇的に英語のレベルがアップしたという感触はなく、受講することで英語力を大学入学レベルまで引き上げてくれるものというより、大学に入学して問題ないレベルかを確認するためのもの、程度に思っておいた方が良いのかなと感じました。

つまり、例えば現在英検3級レベルの人(=現時点では基準を満たしていない人)がEnglish Composition 1 を2ヶ月受講することで、パスできるだけの力をつけることができるか、と言われたら、難しいと思いました。

筆者
筆者

あくまで個人の感想ですし、筆者の取り組み方が悪かったせいで伸びなかったという説も大いにあります。ご了承ください。

良くなかった点② 自分の文章への添削・アドバイスは基本的にない

毎週必ずインストラクターに提出するエッセイや感想文などの課題があるのですが、毎週「あなたの提出物はエクセレント!!」という褒め言葉と共に10点(満点)の評価が返ってきました。

パスするために点数は大事なので、満点をいただけること自体は非常にありがたいのですが、インストラクターから何も得るものがなく…。

「もっとこうすればさらに良くなるよ」とか「こういう言い回しの方が自然だよ」とか、何かあってもいいんじゃないのか?と思いました。

…とは言っても、確かに思い返せば、かつて京都大学で一度目の大学生をしていた時も、レポートを提出して教授からアドバイスや添削が返ってきたことはなかったので、これはUoPeopleの良くない点というより、大学というのはそういう場だということでしょうか…?

とにかく、自分の英作文を指導してくれる講座ではありませんでした。

良くなかった点③ クラスメイトのレベルに差がありストレスフル

English Composition 1 は誰でも受講できるクラスなので、もちろん、アメリカの大学に入学できるレベルではない学生が多数います。

むしろ、クラスの8割がそうなのではと感じました。

そして、UoPeopleではPeer評価という学生同士で互いを評価し、採点し合う方式が多くの課題で採用されているので、問題文もロクに読まず、文法が滅茶苦茶な学生の課題を評価をしなければならなかったり、逆に不当な低評価を付けられ、インストラクターに再評価を依頼する手間が発生したりと、ストレスがかかります。

時間を戻せるとしたら、English Composition 1 を受講するか?

んー、、、、

とても迷ったのですが、この答えは次のタームでUNIV1001を受講してから、改めて結論を出したいと思います。

というのも、UNIV1001とは入学後全員(英語ネイティブも含む)が最初に受講しなければならないコースで、大学に入学するにあたって必要となる知識、考え方を教えてくれるらしいのですが、上記で挙げた良かった点4つが、実はUNIV1001でも学べるのでは?という懸念があるためです。

もちろんEnglish Composition 1 で得たものは多かったですが、UNIV1001でも同様に得られるのであれば、Duolingoでスコアを獲得してEnglish Composition 1 をスキップしても良かった可能性があります。

またUNIV1001受講後、追記します。

◎追記(2021/11)◎

UNIV1001を受講し、筆者が出した結論は、「時間を戻せるなら、ENGL0101をスキップする」です。

UNIV1001でもかなりの英語の量を読むことになりますし、英語で必要な文献を探す訓練もできます。また、毎週APAスタイルの練習をする機会が設けられています。さらに、UNIV1001はENGL0101よりもクラスメイトの質が格段に上がるので、無駄なストレスを感じずに済むという点が大きな理由です。

しかしながら、UNIV1001では5パラグラフエッセイを書く機会はありませんでしたので、絶対にエッセイを書く練習がしたい方はENGL0101を受講しても良いと思います。

ENGL0101を受講したことにより、大学のシステムを理解し、生活リズムを整えた上で本入学を迎えることができた点は無駄ではありませんでしたが、個人的には、2ヶ月を費やす必要はなかったかなと感じました。

また、あくまで個人の感触ですが、ENGL0101をスキップできるだけの英語力をお持ちの方であれば、入学後に英語で苦労することはなさそうに思います。

これからEnglish Composition 1 を受ける方へ、ささやかなtips

English Composition 1 を受ける方は、全員初めてのUoPeopleでの受講となるため、色々と不明な点があるかと思います。

こちらのブログでもUnitごとにtipsを記載していますが、ここでは、ブログで書きそびれていた情報をお伝えしておきます。

①Twitterで日本のUoPeople仲間と繋がりましょう

これに尽きます。

日本の大学であれば、サークルや学部の同期・先輩からたくさんの情報をもらえますが、オンライン大学のUoPeopleにおいては、Twitterが絶大な力を発揮しています。

何かわからないことがあれば、おもむろにTwitterで呟いてみましょう。すぐに先輩が飛んできて、優しく教えてくれます。

また、日本人学生用のSlackコミュニティもあります。参加を希望される方がいらっしゃれば、メッセージをくだされば招待させていただきます^^

②納得できないPeer評価をもらった際には、遠慮なくインストラクターに連絡して再評価をお願いしましょう

English Composition 1 においては、Discussion ForumとWritten Assignmentでクラスメイトから採点されることになります。

中には、理由も書かずに不当な減点をするクラスメイト、おかしな指摘に基づき不当な減点をするクラスメイトなど、とにかく適切ではない評価をする人が少なくありません。

そんな時は、インストラクターに連絡し、点数を修正してもらうことができます。

私はいつも、インストラクターに「Unit●のWA(またはDF)の評価に納得できないので、あなたに確認してほしい。」とメールで簡潔にお願いしていました。

筆者
筆者

コースを通して4回修正を依頼しましたが、毎回インストラクターは嫌な顔せずすぐに満点に修正してくれました。遠慮しなくて大丈夫です!

③文章を提出する前に、DeepLとGrammarlyで自分の英文をチェックしましょう

先ほども書きましたが、インストラクターは学生の書いた文章の添削はしてくれないので、自分で自分の文章を磨いていく必要があります。

そこで、DeepLという翻訳ツールと、Grammarlyという文法チェックツールを利用しました。

やり方は、以下の通りです。

まず自力で英文を作る→その英文をDeepLにかけて日本語訳を生成し、その日本語訳をさらに英訳する→(出てきた英文は、当初自力で作った英文よりも洗練されて美しい文章だと思うので、)取り入れたい表現を使って英文を練り直す→練り直した英文を、Grammarlyにかけて、文法上の間違いがないかチェックする→完成

こうすることで、今まで自分のストックに無かった表現や単語を習得することができ、とにかく英語での表現の幅が広がりました

どちらのツールも、無料版の範囲で使用していますが、今のところ支障はありません。

おわりに

English Composition 1 は無事パスできましたが、これからいよいよコンピューターサイエンスの専門科目が始まっていきます。

不安もありますが、とにかく2年で卒業することを目標に、がむしゃらに頑張りたいと思っています!

お読みいただきありがとうございました♪

▼私の受講記録

受講ターム科目名
2020/2021 Term 5【ENGL0101】English Composition 1
2021/2022 Term 1【UNIV1001】Online Education Strategies
2021/2022 Term 1【CS1101】Programming Fundamentals
2021/2022 Term 2【MATH1280】Introduction to Statistics
2021/2022 Term 2【CS1102】Programming 1
2021/2022 Term 3【CS1103】
Programming 2
2021/2022 Term 3【CS 2203】Database 1
2021/2022 Term 3【CS1201】College Algebra

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