【鳥の楽園】テマイケン動物園に行こう!

こんにちは。動物園大好きな筆者は先日、テマイケン動物園を訪問しました。

日本では中々見られない動物もたくさんおり、ブエノスアイレスから日帰りで楽しめるおすすめスポットです!

テマイケン動物園とは

公式サイトはこちら

正式名称はTemaikén bioparque

聴き慣れない語感ですが、パタゴニア先住民族であるテウェルチェ族の言葉で、“tem”が大地(tierra)を、 “aikèn”が生命(vida)を意味するそうです。生命の大地!

筆者
筆者

筆者は初めてテマイケンの名前を聞いたとき、平井堅と聞き間違いました。

2001年7月に開園したこの動物園の最大の特徴は、動物が檻の中に入っていないということ。

動物園の説明によると、広々とした自然に近い飼育環境の再現に努めているそうです。

その甲斐あってか、日本の動物園に比べ、歩き回り、泳ぎ回り、飛び回る動物が多いように感じました!

アクセス

テマイケン動物園は、ブエノスアイレスから車で30分〜1時間ほど北西に行ったところにあります。

高速道路が混んでいなければ30分ほどで到着しますが、休日は大体混んでおり、2倍の時間を要します。

アルゼンチン人の朝は遅いので、早めに出発することをお勧めします♪

園内マップ

公式サイトにて、以下の園内マップが無料でダウンロードできます。

From https://www.temaiken.org.ar/bioparque

マップの通り、園内は入口から近い順に、アフリカゾーン(AFRICA)水族館ゾーン(LA VIDA EN EL AGUA)動物ふれあいゾーン(LA CHACRA)パタゴニアゾーン(PATAGONIA)鳥ゾーン(EL LUGAR DE LAS AVES)シアター(CINE360°)とセクションが分けられています。

回り方Tips

園内には決められた順路はないので自由に散策すればいいのですが、以下の点にご留意いただけると、取りこぼし無く、よりスムーズに楽しめると思います!

水族館は朝イチで入場

筆者は昼過ぎに到着したのですが、到着時から閉園時間まで常に水族館に入るための長蛇の列ができており、結局見ることができませんでした。。。

アルゼンチン人の休日の朝は遅いので、まだ人が少ない朝イチ(10時)に開園アタックすることをお勧めします。

“Acuario temaiken – Tiburon” by SergioDJT is licensed under CC BY 2.0

動物ふれあいゾーンは先にタイムスケジュールを確認

動物ふれあいゾーンでは、乳搾りなど様々なふれあいイベントが実施されているのですが、タイムスケジュールが事前に決められています。当日動物園で、その日のスケジュールを確認することをお勧めします。

鳥ゾーンは閉園1時間前に閉まる

個人的にこの動物園のハイライトは鳥ゾーンだと思っているのですが、こちらのゾーン、閉園1時間前までしか入場できません。お気をつけください。

休日の昼時はハンバーガーを買うだけで30分くらい並ぶ

アルゼンチンの列はとにかく進まないことで有名ですが、テマイケン内の食べ物屋さんも例に漏れません。

園内にはレストランやファーストフードが売っているスタンドがいくつかありますが、休日の昼時はどこも激混みです。

ベンチはたくさんありますのでお弁当を持参するか、穏やかな気持ちで行列に並びましょう。

テマイケンの真髄・鳥ゾーン

テマイケンは、正直に申し上げて動物の種類という観点では上野動物園に劣るのですが、上野動物園を圧倒的に凌駕するポイントがあります。

それが、鳥ゾーンです。

鳥ゾーンは、他のゾーンと比べても動物園側の力の入れ方が違います。

まず、鳥たちは小さな檻の中に入れられているのではなく、南米最大の大きな鳥小屋の中で暮らしています。

鳥小屋の外観 “Viveiro” by Lu Monte is licensed under CC BY-NC-SA 2.0

鳥小屋の中には、滝なんかもあっちゃったりします。

滝の裏から撮った写真 by 筆者

全ての大陸から集められた2500羽以上の鳥が、この中で生活しています。

筆者
筆者

人間は、鳥小屋の中に設けられた遊歩道を歩くことになり、鳥と人間の間にはガラスも柵もありません。触ってはいけませんが、触れてしまう距離にいます。鳥が苦手な方はお気をつけください。

サービス精神のある鳥ばかりで、わざわざ人間用の遊歩道に出てきて、写真を撮らせてくれます。

扉の上で待機しており、通るのが怖いことも、、、。

鳥ゾーンだけで1時間は楽しめますので、時間に余裕を持ってお入りください♪

もちろん鳥ゾーン以外も楽しめます!

テマイケン動物園には、日本の動物園ではあまり見かけない動物もいます。

世界で最も小さな種類の鹿・Pudu、ヒクイドリ、大量のリャマ、アルビノカンガルー、めっちゃ大きなコウモリ、ホワイトタイガーなどなど…。

ちなみにトラは2匹いるのですが、なぜか2匹ともホワイトタイガーなんですね。

これじゃあアルゼンチンの子供はトラは白いものだと勘違いしてしまうんじゃないでしょうか。心配です。

ホワイトタイガー

営業時間

月曜、火曜が定休日で、水曜〜日曜および祝日は営業しています。

冬季(3月1日〜11月30日)は10時〜18時まで営業。

夏季(12月1日〜2月28日)は10時〜19時まで営業。

チケット購入

購入はオンライン推奨

チケットはオンライン購入が推奨されています。

2021年7月時点で、オンラインで購入した場合、通常価格の20%引きで購入できます。

また、当日窓口での販売もあるようですが、コロナ禍の今、1日の入場者数には制限があるため、オンラインのみで販売予定枚数に達し、当日券が購入できないこともあるようです。

オンラインで購入した場合、決済後にメールでPDFが送られてくるので、PDFに記載されているバーコードをエントランスでかざすことで、入場できます。印刷は不要です。

購入はこちらから可能です。

アルゼンチン居住者は割引あり

アルゼンチン居住者に対して、割引があります。

居住者の場合、大人(10歳以上)約1700円、子供(3〜10歳)約1500円、

非居住者の場合、大人約2000円、子供約1800円となります。

いずれも正規料金なので、オンラインで購入する場合はここから20%割引されます。

3歳未満は入場無料で、駐車料金は居住・非居住に関係なく約700円です。

おわりに

日本の動物園では、人間から離れたところで死んだように眠っている動物が多いような気がするのですが、

テマイケン動物園の動物はなぜか皆サービス精神旺盛で、あえて人間の目の前で動き回ってくれることが多い印象でした。

飼育環境が良いからなのか、はたまた動物にも賑やかなラテンの血が流れているのか…。

動物好きの皆様は、ぜひ休日に訪れてみてください♪

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